令和4年度(2022年度)
吹田市健康づくり推進事業団 事業計画
国の健康寿命推進プランでは、「人生100年時代を迎えようとする今、誰もが、より長く、元気に活躍するための前提条件として、特に健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である健康寿命の延伸を図ること」が求められています。
吹田市では、令和4年度から令和8年度までを計画期間とする健康すいた21(第3次)において、健康に無関心な層を含む全ての市民を対象に、自然と健康になれるよう「くらし」にとけこむ健康づくりの推進、アフターコロナを踏まえた健康意識の変化、中核市への移行に伴うより身近な保健施策の展開、次世代の健康づくりの支援の充実といった4つの視点を反映し、取組を推進されます。
健康づくり推進事業団におきましては、平成3年の設立以降、関係団体等の理解と協力のもと、行政施策との連携を図りながら、健康づくり事業を推進して参りました。
令和3年度は、コロナ禍においても、工夫を凝らしながら「運動、栄養、休養」について正しい知識の啓発に努めるとともに、多くの団体や企業、また大学や高校等の協力を得て、家族や仲間と楽しく体を動かしながら、健康に目を向けてもらう機会を提供することができました。
令和4年度につきましては、コロナ禍を経て市民の健康への意識がさらに高まり、行動変容が予想されることから、社会状況を見極めながら、新しい生活様式に即した健康情報の発信や運動プログラムの提供等に取り組んでまいります。さらに、市が実施する健都登録制市民サポーター制度における、会員獲得や実証フィールドの新規開拓等に係るコーディネートを行うなど、健都が目指す産学官民連携による「健康・医療のまちづくり」において、事業団の果たすべき役割を意識し、取り組みを進めてまいります。
今後も事業団は、組織の有用性を高め、循環器病の予防など、現代社会の課題に即応した各種健康づくり事業を推進するとともに、地域の団体や事業者、また大学や企業等と連携して、健康無関心層も含めたすべての市民の行動変容につながる仕掛けづくりを推進しながら、「健康寿命の延伸」と「生活の質の向上」を目指し、市民一人ひとりの主体的な健康づくりを支援できるよう取り組んで参ります。

1.みんなの健康展
医療・保健をとおして、市民の健康づくりの意識向上を図り、市民に親しまれ、市民参加型の啓発イベントとして、医療三師会をはじめ、保健関係団体等を中心に「みんなの健康展実行委員会」を組織し開催する。
開催予定日: |
9月10日(土) |
13:00~17:00 |
9月11日(日) |
9:30~16:00 |
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会場: |
メイシアター(吹田市文化会館)小ホール・中ホール・レセプション等 |
事業内容: |
市民の健康づくりへの啓発を目的に、統一テーマを設定し、医療団体など、参加団体による趣向を凝らした展示や催し等 |
その他: |
メイシアターの集会室がワクチン接種会場として予定されていることから、同じ1階の展示室やリハーサル室等は使用しない。
小ホール、中ホール、レセプション、和室及び各ホールのホワイエ等で規模を縮小して実施する。 |

2.レディース健康フェスティバル
女性が、女性特有の健康問題に目を向け、主体的に健康づくりを実践することで、生涯を通じて健康で明るく過ごすことができるように支援することを目的として「女性の健康週間」に合わせて開催する。
開催予定日: |
令和5年3月4日(土)10:00~16:00 |
会場: |
千里ニュータウンプラザ等 |
事業内容: |
女性の健康に関する講座や展示、乳がん・子宮がん検診の啓発、美に関する催し等 |

3.吹田市民健康づくりフェスティバル
家族や仲間と一緒に楽しく体を動かすことで、自らの健康への意識を高め、生活習慣病や循環器病予防に役立てることを目的として、地域で健康づくりを推進する体育4団体等で構成される実行委員会を中心に、企業、学校、団体、地域事業者等の協力のもと開催する。
(1)てくてくウォーク&ノルディック
開催予定日: |
5月22日(日) 雨天の場合 5月29日(日) |
会場: |
万博記念公園自然文化園 |
事業内容: |
スタッフの指導や安全管理のもと、誰でも気軽にできるウォーキングやノルディックで気持よく体を動かすとともに、クイズやポイント巡り等でコミュニケーションを図り交流を深める。 |
(2)2022チャレンジDAY
開催予定日: |
11月6日(日) 雨天の場合 11月13日(日) |
会場: |
千里北公園一帯 |
事業内容: |
主に親と子をターゲットとして、各種スポーツ体験や食育、また体力テストなど、楽しみながら健康を意識できる内容を各団体に企画してもらい、団体ごとにブースを設置する。 |

4.各種教室等の開催
健康づくりに関する知識や活動の場を提供するために、次の教室等を実施する。
(1)ヘルストレーニング教室
運動は、生活習慣病を予防する効果が大きく、健康づくりへの第一歩である。生活習慣病を予防するために「生活習慣の改善」が必要な人や、自ら健康の維持・増進を目的とする人を対象に、ストレッチや筋力トレーニングを主体に、ジョギングなどの有酸素運動メニューを組み合わせた、1回90分程度のプログラムを実施する。
会場 |
片山市民プールトレーニング室 |
対象者 |
中学生以下は除く |
実施回数及び時間 |
週2回 月曜日・木曜日 18:00~19:30 18:45~20:15の2部制 |
(2)レディースヘルストレーニング教室
生活習慣病予防のために「生活習慣の改善」が必要と考えている女性や、自ら健康の維持・増進を目的とする女性を対象に、ストレッチや筋力トレーニングを主体にジョギングなどの有酸素運動メニューを組み合わせた、1回90分程度のプログラムを実施する。
会場 |
片山市民プールトレーニング室
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対象者 |
中学生以下は除く |
実施回数及び時間 |
週2回 水曜日・金曜日 10:00~11:30 |
(3)シェイプアップ体操教室
軽快なリズムに乗って、心地よい汗をかき、ストレス解消などに役立てる。音楽を使っての柔軟体操やストレッチ、リズム運動を主体に実施する。
会場 |
片山市民プールトレーニング室 |
対象者 |
中学生以下は除く |
実施回数及び時間 |
週1回 水曜日 13:30~15:00 |
(4)ヘルシーウォーキング教室
健康づくりに最も取り組みやすいウォーキングの基本を学んでもらい、腰痛、肩こり、骨粗しょう症などの予防にも効果があるダンベル体操も取り入れた運動により健康な身体づくりを目指す。
会場 |
総合運動場 |
対象者 |
中学生以下は除く |
実施回数及び時間 |
週1回 火曜日(7・8月は休講) 9:10~10:40 9:30~11:00の2部制 |
※ |
ヘルストレーニング教室、レディースヘルストレーニング教室、シェイプアップ体操教室、ヘルシーウォーキング教室ともに継続受講を基本とし、3か月ごとに新規募集を行う。ただし、屋外で実施するヘルシーウォーキング教室については、7月~8月は猛暑が想定されるため休講とする。 |
(5)ウォーキング会員事業
生活習慣病予防などに効果があるウォーキングを日常生活の中で習慣化するなかで、いつまでも歩き続けるために、足腰に負担の少ない正しい歩き方を実践するとともに、「筋力」「バランス機能」「柔軟性」を高める運動も取り入れ、さらに積極的な身体活動に取り組む意識を高めてもらう。
対象者 |
中学生以下は除く |
内容 |
- 会員登録により、独自の目標達成に向けて、各自ウォーキングに取り組む。
- 年1回、歩き方の測定を行う。
- 目標達成者に対し「達成証」を授与する。
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(6)健康づくり実践教室
広く市民を対象に、「栄養のバランスのとれた食事」「休養と健康」「生活習慣病予防」「体力づくり」など、健康づくりについての学習と実践の機会を提供する。
①休養に関する健康講座 |
開催予定日: |
9月頃(予定) |
会場: |
勤労者会館 |
②ロコモティブシンドローム予防教室 |
開催予定日: |
11月頃(予定) |
会場: |
健都ライブラリー、健都レールサイド公園 |
③健康な食生活応援事業 |
開催回数: |
年2回 |
会場: |
市内イオン店舗 |
④フタバボウルとの共催事業「ボウリングで健康づくり(ボウリング同好会)」 |
会場: |
関大前フタバボウル |
対象者: |
概ね55歳以上の吹田市民 |
実施回数及び時間: |
毎週火曜日 午前10時~12時(祝日を除く) |
⑤セーフティウォーキング、ノルディックウォーキング講習会等 |

5.健康まちづくり支援事業
対象 |
吹田市内の2地区(モデル地区) |
事業内容 |
健康寿命の延伸ならびに循環器予防のまちづくりを目標に、地域の団体等と連携し、運動・健康講座等、地域の実情に即した健康づくりを推進する。 |
実施期間 |
通年 |

6.【新規事業】市民サポーター制度におけるコーディネート
産学官民連携により生み出された健都発の製品・サービス等を市民が利用し、開発側へ実証データーを提供するとともに市民ニーズを提案する地域実証の場として構築された、市民サポーター制度の運用に向けて、企業・研究機関・市民等をコーディネートする。
事業内容 |
①登録制市民サポーター制度を活用した産学による実証事業に係るコーディネート。 ②会員情報収集・実証事業情報発信等に係る事務。 |

7.健康情報の収集と提供
市民の健康づくりへの動機づけを促すとともに、個人に適した健康づくりの方法等について、適切な情報を提供するため、情報誌やパンフレット等を発行する。
(1)情報誌「健康すいた」の市内全戸配布
発行予定 |
年1回発行 |
発行部数 |
8ページ 約184,000部 |
(2)健康パンフレット等の配布
- 「日本列島縦断に挑戦」
- 「健康ウォーキングガイド」
- 「吹田さんちのお買いもの便利帳」
(3)その他
- HPによる事業内容や健康づくりに関する情報の発信
- 事業ごとのパンフレット、ポスター、チラシ等の配布
- 庁舎懸垂幕

8.健康づくり調査研究
(1) |
健康づくり事業の進め方について調査研究 |
(2) |
その他 |

9.研修
健康づくりを楽しく安全にすすめるためには、一人ひとりの健康状態や生活環境に応じた健康づくりを指導できる人材が必要であるため、各種資格検定講習の受講及び健康運動指導士、健康運動実践指導者の登録更新認定講習会へ参加させ、さらなる指導の充実と育成、研鑚を図る。
また、職員においては、適切な団体の運営に向けて、公益法人協会発行の実務専門書や内閣府公益法人メールマガジン等で法改正等の最新情報の収集に努める。

10.賛助会員制度の普及及び会員の増員を図る
団体及び個人会員に対し、事業団への理解を深めるとともに、幅広く賛助会員加入の呼びかけを行い、事業団の財源の一助とすべく努力する。

11.関係団体との連携強化を図る
(1) |
市内各大学等との連携 |
(2) |
ノルディックウォーキング普及に向けた地域スポーツ関係団体との連携 |
(3) |
住民主体の健康づくりの取組に向けた地域団体や地域事業者等との連携 |
(4) |
企業等との連携 |
(5) |
その他 |