平成30年度(2018年度)
公益財団法人 吹田市健康づくり推進事業団事業計画
我が国では、平均寿命が世界有数の高水準に達し高齢者人口が増加する中、健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間である健康寿命を延ばす取り組みが喫緊の課題となっています。
健康寿命を延伸するには、個人の健康意識に基づき一人ひとりが生活習慣の改善に取り組むことが重要であり、その取り組みを社会全体で支援していく環境を整備することが求められています。
吹田市においても、平成18年(2006年)に、市民すべての健康づくりの推進をめざして「健康すいた21(第1次)」が策定され、平成22年(2010年)には社会的課題に即し一部改訂がなされました。平成28年(2016年)には、健康寿命のさらなる延伸、また実現に向け、「吹田市食育推進計画(第2次)」と「吹田市歯と口腔の健康づくり推進計画」を合わせた「健康すいた21(第2次)」が策定され、健康づくりに関する施策を総合的に推進されています。
本事業団では、「健康すいた21(第2次)」の趣旨を踏まえ、関係団体等の理解と協力のもと、行政施策との連携を図り、積極的に事業を推進して参ります。
平成30年度(2018年度)につきましては、これまでの事業の見直しを行い、日常的にスポーツに取り組んでおられる方を対象としたマラソン等の事業については、幅広い市民を対象とし、それぞれの体力に応じて体を動かしながら、自らの健康についての意識を高めていただける事業へと改編して参ります。
また、循環器病予防を中心とした健康・医療のまちづくりを推進するため、平成26年(2014年)に策定された、吹田市「健康・医療のまちづくり」基本方針の趣旨に沿って、ウォーキングやノルディックウォーキング、食生活の見直しなど、循環器病の予防に向けた取り組みを進めて参ります。
今後も事業団は、多様化する市民ニーズを踏まえ、現代社会の課題に即応した各種健康づくり事業を推進しながら、「健康寿命の延伸」と「生活の質の向上」を目指し、市民一人ひとりの主体的な健康づくりを支援できるよう取り組んで参ります。
1.みんなの健康展
医療、保健をとおして、市民の健康づくりの意識向上を図り、市民に親しまれ、市民参加型の啓発イベントとして「みんなの健康展」は、平成30年度で第35回を数え、医療3師会を始め、保健関係団体等を中心に「みんなの健康展実行委員会」を組織し実施する。
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実施予定日 |
9月8日(土) 13:00〜17:00 |
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9月9日(日) 9:30〜16:00 |
A |
場所 |
メイシアター(吹田市文化会館) |
B |
事業内容 |
- 統一テーマを設定し、医療3師会など参加団体による各種展示・催し
- その他
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2.吹田市民健康づくりフェスティバル
「いつでも、どこでも手軽に運動を楽しむ中で健康づくり、仲間とのふれあいづくりをめざす」という主旨のもとに市民のニーズに応じた事業を実施する。日常生活を基本にして、地域で健康づくりを推進する体育4団体(体育協会、スポーツ推進委員会、社会体育リーダー協議会、体育振興連絡協議会)を中心に青少年指導員会、こども会育成協議会等の各種団体による実行委員会を組織し、健康づくりに励む積極的な市民参加のもとで春と秋に次の事業を開催する。
春季事業の「てくてくハイク」については、健康と自然と歩く仲間との出会いやふれあいを求め、吹田市内コース・郊外コースの2つのコースを設けて実施する。
(1) 春季事業
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てくてくハイク |
実施予定日 4月22日(日)
(雨天の場合 5月6日(日)) |
A |
ノルディックウォークラリー |
実施予定日 5月20日(日)
(雨天の場合 5月27日(日)) |
(2) 秋季事業
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スポーツフェスティバル |
スリータッチビーチボール、ソフトバレーボール
スプラッシュボール、小学生ソフトバレーボール
リズム体操&ダンスフェスティバル
実施予定日 11月4日(日) |
A |
健康フェスティバル(仮称) |
実施予定日 11月18日(日)
場所 千里北公園 |
3.各種教室等の開催
健康づくりに関する知識や活動の場を提供するために次の教室等を吹田市との共催で実施する。
(1)ヘルストレーニング教室
スポーツ・運動は、生活習慣病を予防する効果が著しく健康づくりへの第一歩である。生活習慣病を予防するために「生活習慣の改善」が必要な人や、自ら健康の維持・増進を目的とする人を対象に、運動を日常生活に取り入れてもらい、疾病の予防を図るとともに健康の促進を図る。
内容としてはストレッチ体操や筋力トレーニングを主体に、ジョギングなどの有酸素運動メニューを組み合わせた、1回90分程度のプログラムにより実施する。
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対象者 |
中学生以下を除く |
A |
場所 |
片山市民プール トレーニング室 |
B |
実施回数
及び時間 |
週2回 月曜日・木曜日
第1グループ 18:00〜19:30
第2グループ 18:45〜20:15 |
C |
指導員 |
ウエイトトレーニング連盟指導員 |
(2)レディースヘルストレーニング教室
生活習慣病を予防するために「生活習慣の改善」が必要な女性や、自ら健康の維持・増進を目的とする女性を対象に、運動を日常生活に取り入れてもらい、疾病の予防、ストレスの解消めざす。
内容としてはストレッチ体操や筋力トレーニングを主体に、ジョギングなどの有酸素運動メニューを組み合わせた、1回90分程度のプログラムにより実施する。
@ |
対象者 |
中学生以下を除く女性 |
A |
場所 |
片山市民プール トレーニング室 |
B |
実施回数
及び時間 |
週2回 水曜日・金曜日
10:00〜11:30 |
C |
指導員 |
ウエイトトレーニング連盟指導員・健康運動実践指導者 |
(3)シェイプアップ体操教室
軽快なリズムに乗って、心地よい汗をかき、ストレスの解消などに役立てる。
内容としては、音楽を使っての柔軟体操やストレッチ体操、リズム運動を主体に実施する。
@ |
対象者 |
中学生以下を除く |
A |
場所 |
片山市民プール トレーニング室 |
B |
実施回数
及び時間 |
週1回 水曜日
13:30〜15:00 |
C |
指導員 |
エアロビクスインストラクター |
(4)ヘルシーウォーキング教室
健康づくりにもっとも取り組みやすいウォーキングの基本を学んでいただき、腰痛、肩こり、骨粗しょう症などの予防にも効果があるダンベル体操も取り入れた運動により、健康な身体づくりを目指す。
@ |
対象者 |
中学生以下を除く |
A |
場所 |
総合運動場 |
B |
実施回数
及び時間 |
週1回 火曜日(8月は休講)
10:00〜11:30 |
C |
指導員 |
健康運動指導士等 |
※上記のヘルストレーニング教室、レディースヘルストレーニング教室、シェイプアップ体操教室、ヘルシーウォーキング教室とも継続受講を基本とし、3か月ごとに新規募集を行う。ただし、屋外で実施するヘルシーウォーキング教室については、8月は猛暑時期であるため休講とする。
(5)ウォーキング会員事業
生活習慣病の予防などに効果があるウォーキングやノルディックウォーキングを日常生活のなかで習慣化してもらい、毎日の歩数を記録することで、さらに積極的な身体活動に取り組む意識を高めてもらう。
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対象者 |
吹田市民で40歳以上の男女 |
A |
内容 |
- 会員登録により、1日1万歩以上歩く事を目標に、歩く習慣を生活の中に取り入れていただき、健康意識の向上を図る。
- 年間200万歩達成された人に対し「達成証」を交付する。
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(6)健康づくり実践教室
広く市民を対象に、日常生活において正しい「生活習慣病予防の方法」「食事と栄養のバランス」「体力づくりの方法」「喫煙及び受動喫煙の防止」など、健康づくりについての学習と実践の機会を提供する。
@ |
ウォーキング(ノルディックウォーキング)とヘルシーランチの会 |
A |
ノルディックウォーキング講習会 |
B |
広く健康づくりに係る講演会 |
4.健康情報の収集と提供
市民の健康づくりへの動機づけを促すとともに、個人に適した健康づくりの方法等について、適切な情報を提供するため、情報紙やパンフレット等を発行する。
(1) 情報紙「健康すいた」の市内全戸配布
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発行回数 |
年2回(8月1日、3月1日) |
A |
発行部数 |
8ページ 約175,000部(1回分) |
(2) 健康パンフレット等の配布(事業参加者等)
- 「日本列島縦断に挑戦」
- 健康ウォーキングガイド
- 「吹田さんちのお買い物便利帳」
- 「マイルールわたしの食生活」
(3) その他
- J:COMでのイベント紹介
- 事業ごとのパンフレット、ポスター、ビラ等の配布
- 庁舎懸垂幕
5.健康づくり調査研究
(1) |
健康づくり事業の進め方について、調査研究 |
(2) |
その他 |
6.指導者の研修育成
健康づくりを楽しく安全にすすめるためには、一人ひとりの健康状態や生活環境に応じた健康づくりを指導できる人材が必要である。
事業団では、健康・体力づくり事業財団による「健康運動指導士等」の養成カリキュラムに即した講習会に参加させ、資格を取得した者を年次的に養成する。
平成28年度までに認定を受けた者
(1) |
健康運動指導士 |
・・・ |
8名 |
(2) |
健康運動実践指導者 |
・・・ |
9名 |
各種事業の実施に際しては、常に指導員として参画・協力を得ており、さらなる指導の充実と育成、研鑚を図る。
7.賛助会員制度の普及および会員の増員を図る
団体及び個人会員に対し、事業団への理解を深めるとともに、幅広く賛助会員加入の呼びかけを行い、事業団の財源の一助とすべく努力していく。
8.関係団体との連携強化を図る
(1) |
関西大学をはじめ市内各大学との連携 |
(2) |
ノルディックウォーキング普及に向けて地域スポーツ関係団体との連携 |
(3) |
その他 |