平成29年度(2017年度)
公益財団法人 吹田市健康づくり推進事業団事業計画
わが国は、世界において長寿国といわれており、現在も高齢化が益々進み超高齢社会と言われ、高齢化率も25%を超え、今後もこの状況は長く続くものと予測できます。普段から健康の維持・増進に努め健康寿命を延伸することは、生活習慣の改善を個人の健康意識に基づき一人ひとりが取り組むなど課題は多く、こうした個人の取り組みを生かすためにも、社会全体で支援していく環境を整備することがより重要であります。このことを踏まえ、国・府においては「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」や「健康おおさか21」が、吹田市におきましても市民の健康づくりに役立てるために、平成18年度に策定された「健康すいた21」も平成22年度に社会的課題に即し一部改正がなされ、より充実したものとなりました。更に、平成25年度から「健康日本21」(第2次)が、そして「健康すいた21」(第2次)も平成28年度からスタートし、健康寿命の延伸ならびに健康格差の縮小に向けてさまざまな立場の連携による社会環境の整備が急がれています。それらの趣旨を踏まえ、事業団も市民自らが行う健康づくりを、関係団体等の理解と協力のもと、行政施策との連携を図り、各種事業を積極的に推進して参ります。
また、高齢化は加速し出生人口が減る状況下で、社会保障制度や高齢者医療制度の改革が急がれる社会において、生活習慣病や介護支援を必要とする人が益々増え、市民の健康づくりへの関心も年々高まっています。高齢者という存在を社会的にどのように捉え、高齢者がもつ役割と能力を社会的に生かす方法も今後の重要な課題であります。平成29年度(2017年度)も、更に多様化する市民ニーズも踏まえ、現代社会の課題に即応した各種の健康づくり事業を推進し、健康で生き生きとした健康長寿社会の実現に向けた取り組みを推進して参ります。
1.みんなの健康展
医療、保健をとおして、市民の健康づくりの意識向上を図り、市民に親しまれ、市民参加型の啓発イベントとして「みんなの健康展」は、平成29年度で第34回を数え、医療3師会を始め、保健関係団体等を中心に「みんなの健康展実行委員会」を組織し実施する。
1. |
実施予定日 |
9月9日(土曜日) 10時30分〜16時00分 |
2. |
場所 |
吹田市保健センター・総合福祉会館 |
3. |
事業内容 |
- 統一テーマを設定し、医療3師会など参加団体による各種展示・催し
- その他
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2.吹田市民健康づくりフェスティバル
「いつでも、どこでも手軽に運動を楽しむ中で健康づくり、仲間とのふれあいづくりをめざす」という主旨のもとに開催してきた事業や市民ニーズに応じた新たな事業を実施する。日常生活を基本にして、地域で健康づくりを推進する体育4団体(体育協会、スポーツ推進委員会、社会体育リーダー協議会、体育振興連絡協議会)を中心に青少年指導員会、高齢クラブ連合会、こども会育成協議会等の各種団体による実行委員会を組織し、健康づくりに励む積極的な地域住民の参加のもとで春と秋に次の事業を開催する。
春季事業の「てくてくハイク」については、健康と自然と歩く仲間との出会いやふれあいを求め、吹田市内コース・郊外コースの2つのコースを設けて実施する。
(1) 春季事業
1. |
てくてくハイク |
実施予定日 5月7日(日曜日)
(雨天の場合 5月14日(日曜日)) |
2. |
スカイクロス&シャトルゴルフ |
実施予定日 5月21日(日曜日)
(雨天の場合 5月28日(日曜日)) |
(2) 秋季事業
1. |
スポーツフェスティバル |
スリータッチビーチボール
ソフトバレーボール
スプラッシュボール
ソフトバレーボール(小学生対象)
リズム体操&ダンスフェスティバル
実施予定日 11月5日(日曜日) |
2. |
吹田万博国際ふれあいマラソン (雨天決行) |
実施予定日 11月26日(日曜日)
ファミリージョギングの復活 |
3.平和・健康リレーマラソン
非核平和、健康づくり都市宣言の主旨を市民に訴えると共に、平和への願い、健康への願いをこめて実施してきた平和・健康リレーマラソンも平成29年度で第32回を数え、市民の中に根づき、一定の成果を発揮してきた。引き続き、社会体育団体のスタッフ及び市民ランナーとともに、平和と健康への願いをアピールしながら実施する。今年度から「さんくす広場」を出発する市内走行をなくし、メイン会場となる「千里南公園」の周回コースを利用し、各チームがタスキを繋ぐ6時間走を実施する。
4.各種教室等の開催
健康づくりに関する知識や、活動の場を提供するために次の教室等を吹田市との共催で実施する。
(1)ヘルストレーニング教室
スポーツ・運動は、生活習慣病を予防する効果が著しく健康づくりへの第一歩である。生活習慣病を予防するために「生活習慣の改善」が必要な人や、自ら健康の維持・増進を目的とする人を対象に、運動を日常生活に取り入れてもらい、疾病の予防を図るとともに健康の促進を図る。
内容としてはストレッチ体操や筋力トレーニングを主体に、ジョギングなどの有酸素運動メニューを組み合わせた、1回90分程度のプログラムにより実施する。
1. |
対象者 |
16才以上の男女(高校生は除く) |
2. |
場所 |
片山市民プール トレーニング室 |
3. |
実施回数及び時間 |
週2回 月曜日・木曜日
第1グループ 18時00分〜19時30分
第2グループ 18時45分〜20時15分 |
4. |
指導員 |
ウエイトトレーニング連盟指導員 |
(2)レディースヘルストレーニング教室
生活習慣病を予防するために「生活習慣の改善」が必要な女性や、自ら健康の維持・増進を目的とする女性を対象に、運動を日常生活に取り入れてもらい、疾病の予防、ストレスの解消をめざす。
内容としてはストレッチ体操や筋力トレーニングを主体に、ジョギングなどの有酸素運動メニューを組み合せた、1回90分程度のプログラムにより実施する。
1. |
対象者 |
16歳以上の女性(高校生は除く) |
2. |
場所 |
片山市民プール トレーニング室 |
3. |
実施回数及び時間 |
週2回 水曜日・金曜日
10時00分〜11時30分 |
4. |
指導員 |
ウエイトトレーニング連盟指導員・健康運動実践指導者 |
(3)シェイプアップ体操教室
軽快なリズムに乗って、心地よい汗をかき、ストレスの解消などに役立てる。
内容としては音楽を使っての柔軟体操やストレッチ体操、リズム運動を主体に実施する。
1. |
対象者 |
16歳以上の男女(高校生は除く) |
2. |
場所 |
片山市民プール トレーニング室 |
3. |
実施回数及び時間 |
週1回 水曜日
13時30分〜15時00分 |
4. |
指導員 |
エアロビクスインストラクター |
(4)ヘルシーウォーキング教室
健康づくりにもっとも取組みやすいウォーキングの基本を学んでいただき、腰痛、肩こり、骨粗しょう症などの予防にも効果があるダンベル体操も取り入れた運動により、健康な身体づくりを目指す。
1. |
対象者 |
16歳以上の男女(高校生は除く) |
2. |
場所 |
総合運動場 |
3. |
実施回数及び時間 |
週1回 火曜日(8月は休講)
10時00分〜11時30分 |
4. |
指導員 |
健康運動指導士等 |
※上記のヘルストレーニング教室、レディースヘルストレーニング教室、シェイプアップ体操教室、ヘルシーウォーキング教室とも継続受講を認めながら、3か月ごとに新規募集を行う。ただし、ヘルシーウォーキング教室については、8月は猛暑時期であるのと屋外にて教室を実施するため休講とする。
(5)ウォーキング会員事業
ウォーキングは誰もが手軽にできる健康づくりの手段で、生活習慣病の予防などにたいへん効果があるといわれている。ウォーキングを日常生活において習慣づけていただくため、また、継続していただくため、ウォーキング運動の充実を図る。
1. |
対象者 |
吹田市民で40歳以上の男女 |
2. |
内容 |
- 会員登録により、1日1万歩以上歩く事を目標に、歩く習慣を生活の中に取り入れていただき、健康意識の向上を図る。
- 年間 200万歩達成された人に対し「達成証」を交付する。
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(6)健康づくり実践教室(ヘルシーランチの会)
健康な日々を送るためには、人にとって食事がたいへん大切である。食育の観点から、講義と実際の食事を通して個々にあった毎日の食事の量や栄養バランスなどを学び、食習慣を見直してもらう。
5.健康づくり講演会
健康づくりに関する医療・栄養・運動などの各部門の専門の方による講演会を開催し、広く市民を対象に、日常生活において正しい「生活習慣病予防の方法」・「食事と栄養のバランス」・「体力づくりの方法」「喫煙及び受動喫煙の防止」など健康づくりについての学習の機会を提供する。講演会は年2〜3回実施する。
6.健康情報の収集と提供
健康づくりを効果的に推進するためには、市民とともに健康に関する情報を共有し、現状および課題について共通の認識をもって進めることが重要である。
また、市民の健康づくりへの動機づけを促すとともに、個人に適した健康づくりの方法等について、適切な情報を提供するため、各関係団体の協力を得て作成する他、次の事業を行う。
(1) 情報紙「健康すいた」の市内全戸配布
1. |
発行回数 |
年2回(8月1日、3月1日) |
2. |
発行部数 |
8ページ 約175,000部(1回分) |
(2) 健康パンフレット等の配布(事業参加者等)
・ |
「日本列島縦断に挑戦」 |
・ |
「健康ウォーキングガイド」 |
・ |
「吹田さんちのお買いもの便利帳」 |
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「マイルールわたしの食生活」 |
(3) その他
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J:COM吹田局の放送等 |
・ |
事業ごとのパンフレット、ポスター、ビラ等の配布 |
・ |
庁舎懸垂幕 |
7.健康づくり調査研究
(1) |
健康づくり事業の進め方について、調査研究 |
(2) |
その他 |
8.指導者の研修育成
健康づくりを楽しく安全にすすめるためには、一人ひとりの健康状態や生活環境に応じた健康づくりを指導することのできる人材が必要である。
事業団では、健康・体力づくり事業財団による「健康運動指導士等」の養成カリキュラムに即した講習会に参加させ、資格を取得した者を年次的に養成する。
平成27年度までに認定を受けた者
(1) |
健康運動指導士 |
・・・ |
8名 |
(2) |
健康運動実践指導者 |
・・・ |
9名 |
各種事業の実施に際しては、常に指導員として参画・協力を得ており、さらなる指導の充実と育成、研鑽を図る。
9.賛助会員制度の普及および会員の増員を図る
団体及び個人会員に対し、事業団への理解を深めるとともに、幅広く賛助会員加入の呼びかけを行い、事業団の財源の一助とすべく努力していく。
10.関係団体との連携強化を図る
(1) |
吹田循環器病予防友の会(さつき循友会)との連携 |
(2) |
関西大学との連携 |
(3) |
その他、関係団体と連携 |